9月21日公開 映画『怪盗グルーのミニオン危機一髪』 感想

怪盗グルーのミニオン危機一髪、試写会で観賞してきました。



北米ではモンスターズ・ユニバーシティを退けて、アニメ映画の2013年興行収入堂々の1位を獲得。
映画全作品でも、現在のところ興行収入2位と(1位はアイアンマン3)、かなりの好成績。
期待に胸を膨らませつつ試写会へ。

前作で3人の少女たちの親代わりとなったグルーは怪盗をやめ、博士と一緒にゼリーやジャムを作って暮らしていました。
そんなグルーの元へ、反悪人同盟という正義の秘密組織のエージェントがスカウトに来ます。
危険な生活からは足を洗ったグルーでしたが、反悪人同盟の捜査官として捜査に参加することに。
捜査を続けるグルーの傍らで、次々とさらわれてゆくミニオンたち。
ミニオンの運命は、そして、グルーの恋の行方は。

というざっくりした感じのストーリーで、物語は進んでゆきます。

ミニオンのキモ可愛さもあって、スクリーンで大暴れしてくれることを期待していたのですが、とんだ期待外れの映画でした。ミニオン中心でストーリーが進んでいくのかと思いきや、中心だったのはグルーと女性エージェントのコミカルなラブストーリー。

さらにより最悪にしていたのは、グルーの声が鶴瓶師匠、女性エージェントの声が中島美嘉という組み合わせです。ロマンのかけらもないしゃがれた関西弁と、棒読みの中島美嘉で、もう何を観せられているのか全くわからない混沌とした吹き替え版に仕上がっていました。

節々でミニオンは登場するものの、ストーリーとはあまり関係のないところで遊んでいるといった印象。モンスターズ・ユニバーシティと比べても、ストーリーがたっているわけでもなく、消化不良のまま終了してしまいました。

ミニオンを、ではなく、あくまで『怪盗グルー』とミニオンを観に、という意気込みで、かつ字幕を観に行くのがおすすめです。

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